S.Yairi YD-304
戻る福井県にお住まいのM.E.さんからS.Yairi YD-304のリペアご依頼をいただきました。ブリッジ交換、フレット交換を含むトータルリペアを行いました リペア後のギターを受け取られて、M.E.さんから暖かいメッセージが届きました。
ギター工房オデッセイ 樋口様
昨日ギター届きました
この度は、Sヤイリのリペア 誠にありがとうございました
早速ギターを手にしてみました。音色の違い、音の伸びが、格段によくなっていて感動しました。弦高も丁度よく弾きやすくなりとても満足しています
高フレット位置のチューニングズレも解消し、一日心行くまで弾いていました
高校の時アルバイトして購入して依頼、30数年経ちましたが、こうして修理していただき益々愛着がわいてきました。リペアして本当によかったと思います
保管についてアドバイスいただいた点、気をつけてまいります
寒さまだまだ続きますが、お体に気をつけて頑張って下さい
ありがとうございました
M.E.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました
ギターの製造された1970年代後半の自分を思い起こしながら、M.E.さんのギターをリペアさせていただいた次第です
そして自分の青春時代の光景や空気に浸れたような気がしています
リペア後のギターに弦を張って試奏させていただきながら、この30数年の経年の音色をしみじみ楽しませていただきました
今回のリペアでM.E.さんのギターを蘇らせたことをメール文面から拝見して、ホッと安心すると共に、とても嬉しい気持ちです
M.E.さんのギターライフでYD-304が活躍することを心からお祈りしております
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします
ブリッジ脱着(新規作製)
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- 1.ブリッジに深めの割れが見られます。
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- 2.ブリッジピン・ラインに沿って割れが広がっています。
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- 3.ブリッジにラバーヒーターを乗せ、周囲を輻射熱対策した上でクランプで固定します。
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- 4.非接触温度計でモニタしながら徐々に加熱していきます。
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- 5.ブリッジ接着面が暖まったところでヒーター類を取り外し、ナイフを差し込んでいきます。(下の白いものは傷予防用の普通の紙切れです)
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- 6.ブリッジの外側から徐々にナイフを挿入していきます。
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- 7.ブリッジが取り外せました。
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- 8.新しいブリッジを製作しましょう。エボニー材を切り出しました。
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- 9.外周を切り出しました。
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- 10.オリジナル・ブリッジと同じ位置にブリッジピン穴を空けます。
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- 11.サイドのスロープがつきました。
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- 12.更に前後の曲面を付けました。
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- 13.ピン穴傾斜加工を終えました。
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- 14.トップ板接着面を軽くサンディングします。
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- 15.ブリッジ接着の準備が整いました。
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- 16.ブリッジを電子レンジで10秒間チンし、ボディ接着面はドライヤーで暖め、接着面にニカワを均一に塗ります。
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- 17.ブリッジをそっと接着位置に乗せます。
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- 18.クランプであふれたニカワをふき取ります。
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- 19.マスキングテープをはがします。
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- 20.このまま固着を待ちましょう。
フレット交換
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- 1.フレットを抜いていきましょう。はんだごてでフレットを暖めながらゆっくり抜いていきます。
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- 2.フィンガーボードを傷つけないように最後までゆっくりと抜いていきます。
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- フレットを抜いている様子です。
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- 3.フィンガーボードの平面性を確認します。
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- 4.軽くサンディングします。
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- 5.フレット溝の中のゴミ類を削り出します。このときもフレット溝エッジを傷つけないように注意します。
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- 6.ここで一旦削り粉をクリーニングしましょう。
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- 7.フレット打ち込みの準備が整いました。
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- 8.フレットベンダーでフレットにアールをつけていきます。
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- 9.フレットをフィンガーボード幅よりも少し大きめに切り取ります。
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- 10.フレットタング部をプライヤーでカットします。
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- 11.バインディング加工後のフレット端です。
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- 12.フィンガーボードの湾曲度(アール)を計測します。
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- 13.第一のフレットプレス・ジグです。
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- 14.アールにあった先端ビットをジグのプレス部に固定します。
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- 15.ジグをサウンドホールから入れていきます。
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- 16.ハンドルを回してフレットをプレスします。
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- 17.ボディとネックの接合部分付近まで、この要領でプレスを進めていきます。
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- 18.2つ目のジグはこのように固定します。
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- 19.ネジを締めてフレットをプレスしていきます。
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- 20.順にプレスを進めていきます。
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- 21.3つ目のジグで残りのフレットをプレスしていきます。
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- 22.すべてのフレット打ち込みが終わりました。
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- フレットをプレスしている様子です。
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- 23.打ち込み終わったフレットの端は飛び出ています。
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- 24.飛び出した部分をカットします。このとき切れ端が行方不明にならないように指先で受けます。
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- 25.カットしたフレット端です。
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- 26.カットしたフレット片は見失わないように一カ所に集めておきます。
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- 27.専用のヤスリを使ってフレット端を整形します。
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- 28.1弦側のフレット端も同じように整形します
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- フレット端を整形している様子です。
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- 29.整形されたフレット端です。
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- 30.さらにフレット・エンド・ドレッシング・ファイルでバリを取っていきます。
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- 31.引き続いてフレットすりあわせを行いましょう。マスキングテープでフィンガーボードを保護します。
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- 32.ボディもアクリル板でカバーしました。
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- 33.直定規を乗せて、フレット山が凹んでいる箇所にマークを入れます。
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- 34.マークされた部分を中心にフラットファイルでサンディングします。
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- 35.平らになったフレット山を専用のヤスリで丸くしていきます。
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- 36.紙ヤスリ(#400)で粗研磨します。
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- 37.さらにスチールウールで研磨を進めます。
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- 38.最後はコンパウンドで磨き上げます。
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- 39.プロテクタ類を外しましょう。
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- 40.ピカピカのフレットになりました。
ブリッジプレート・リペア
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- 1.ボディ内部ブリッジの裏側に取り付けられているブリッジプレートです。弦のエンドポールが食い込んでしまう状態になっています。
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- 2.メイプル材からブリッジプレート・リペアのためのプラグを切り出します。
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- 3.完全に切り離さず、ぎりぎりのところで固定させておきます。
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- 4.プラグの中央に小穴を開けます。位置決めのためにポンチで凹みを入れています。
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- 5.小穴があいたプラグです。まだ、メイプル材に固定されています。
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- 6.切り出し終えたプラグたちです。
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- 7.プラグの裏側には木目がわかるように線を入れておきます。
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- 8.このカッタージグを使用して、ブリッジプレートの凹み加工を行います。
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- 9.ブリッジ表面のハンドルを回して、カッターを回転させ、ブリッジプレートの凹み加工を行います。
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- 10.ボディ内でカッターはこのようにブリッジプレートと接触しています。
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- 11.1弦の凹み加工が終わった様子です。
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- 12.同様にして3,5弦の凹み加工も行いました。
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- 13.マスキングテープの粘着面を外側にしてプラグを半固定します。
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- 14.タイトボンドをプラグにつけて、小ネジを中央の穴にねじ込みます(この小ネジも半固定状態です)。
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- 15.半固定状態でプラグをそっとブリッジプレートの下に運んでいきます。
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- 16.1弦のプレート凹み部分にプラグを接着しました。小ネジは少し引き上げてプラグを固定した後、緩めとります。
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- 17.1,3,5弦のプラグ固定が終わりました。このとき木目方向を確認しておきます。
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- 18.ワックスペーパーと当て木を挟んでマグネットクランプした後、固着を待ちます。
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- 19.1,3,5弦のプラグ固着後、同じように2,4,6弦のプラグ接着を行います。
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- 20.6弦すべてのプラグ接着を終えました。
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- 21.固着したプラグにブリッジピン穴を開けます。プレート側に当て木を当てて一つずつ開けていきます。
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- 22.クランプを避けるように長いドリルビットを使用します。
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- 23.プラグにブリッジピン穴を開けました。
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- 24. 弦を張りました。エンドポールがプレートの上にしっかり固定されています。
ナット交換
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- 1.オリジナルナットです。
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- 2.ナットに当て木を当てて軽くコンとたたき、スライドさせます。
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- ナットを取り外している様子です。
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- 3. ナットを取り外したナット溝です。古い接着剤の跡が薄く残っています。
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- 4.ナット溝のクリーニングを行います。古い接着剤と汚れを削り取っていきます。
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- 5.クリーニング完了したナット溝です。
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- 6.ネック幅に合わせてナットスラブを切り出します。
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- 7.フラットファイルを使ってナットの平面を削り出します。
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- 8.ナット溝にピッタリはまるようになりました。
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- 9.1弦側からもナットの密着を確認します。
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- 10.逆光を利用すると密着度の確認が効率的に行えます。
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- 11.ナットのサイドもこの段階で面取り加工しておきます。
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- 12.目視および指で触ってネック、フィンガーボードと段差のないことを確認しておきます。
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- 13.フレットの高さに合わせてケガキ線を入れます。
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- 14.ナット上部を切り取りました。
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- 15.ヘッド側に放物曲面を削り込んでいきます。
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- 16.ナットらしくなってきました。
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- 17.オリジナルナットから弦溝位置を読みとります。(1弦と6弦の位置で他の弦の位置が決まります)
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- 18.弦溝位置を新しいナットに書き込みます。
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- 19.弦溝を専用のヤスリで彫り込んでいきます。
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- 20.弦高調整前のナットです。
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- 21.弦を張って弦高調整を行います。2フレットを指で押さえて1フレットと弦の隙間がギリギリに下がるまでナット高を下げます。
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- 22.ストリングリフターで弦を待避させて、ナット溝を徐々に下げていきます。
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- 23.ナット高調整前の弦溝です。
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- 24.弦高調整後のナット弦溝です。
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- 25.他の弦も同じ要領で調整しました。弦高調整後のナットです。
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- 26.ナットと弦の接触面積と角度を最適化することによってギターの音色は大きく変わります。
サドル溝加工
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- 1.サドル溝位置を特定するため、ブリッジ上面にマスキングテープを貼り、イントネーターの上に弦を張りました。
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- 2.すべてのフレットのピッチを確認していきます。ピッチがずれている場合は、イントネーターのサドルピーク位置を調整します。
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- 3.サドル山位置をマスキングテープに書き写していきます。
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- 4.サドル山の目標高さも実測値から計算して記録しておきます。
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- 5.イントネーターを外し、マークしたサドル山位置を囲んでサドル溝位置を確定します。
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- 6.サドル山位置とサドル溝位置を別に記録しておきます。
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- 7.サドル溝を掘るための専用ジグを装着しました。
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- 8.トリマでサドル溝を彫り込んでいきます。
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- トリマでブリッジにサドル溝を掘っている様子です。
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- 9.マスキングテープを剥がすとサドル溝が現れます。
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- 10.サドル溝に合わせてサドルスラブを切り出します。
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- 11.サドルの底はフラットファイルで平面をつけていきます。
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- 12.サドル溝にピッタリはまるように加工できました。
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- 13.サドルの端も溝にピッタリはまっていることを確認します。
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- 14.ピッチ調整時に確認したサドル高をサドルに書き込んでいきます。
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- 15.サドル高の切り出しを終えました。
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- 16.サドル上部にピーク位置を書き写します。
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- 17.サドルピーク位置を削りだしていきます。
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- 18.ブリッジピン穴加工を行います。まず、糸鋸で弦の導出口をサドル側へ引き寄せます。
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- 19.さらにミニルーターで弦の導出角度をつけていきます。
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- 20.ブリッジピン穴加工を終えました。
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- 21.サドルを取り付けました。
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- 22.完成したブリッジとサドルです。
ストラップピン取り付け
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- 1.ネックヒール部にストラップピンを取り付けます。
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- 2.取り付け位置に下穴を空けました。
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- 3.フェルトを準備しました。
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- 4.フェルトをドーナッツ型に切り出しました。
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- 5.ネックの接触面にフェルトを貼りました。
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- 6.取り付け完了です。