Gibson Dove
戻る広島県にお住まいのY.T.さんからGibson Doveのリペアご依頼をいただき、フレット交換、ピックガード交換などのトータルリペアを行わせていただきました リペア後のギターを受け取られて、Y.T.さんからとても暖かいメッセージが届きました。
こんばんは。今朝無事に受け取りました あのような状態のギターを買ってどうしたものかと困りはてておりましたが、今ようやく救われたような思いです 初めてHPのリペアファイルを拝見した時はここまでのことができるのかと、正直とても驚きましたが、本当にお願いして良かったと思いました どうもありがとうございました。
Y.T.さん、早速の暖かいメッセージをいただき、ありがとうございました。
とても年季の入ったギターで、初めてギターを拝見したときはピックガードの経年変化に正直驚きましたが、状態確認をしていくとギター部材が良好であることが確認できましたので、必ず蘇ると信じてリペア作業を進めさせていただいた次第です
ギターも「まだまだ現役復帰できますよ」とオーラを発しながら応えてくれました
リペア後、弦を張って試奏させていただいたとき、何とも言えない音色がが流れ出てきて、「復活おめでとう!」とギターに声をかけました(笑)
これから何十年もY.T.さんの傍らで素晴らしい音色を奏でてくれると思います。素晴らしいギターライフをお送りください。
アジャスタブル・サドル・スロット化
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- 1.アジャスタブルサドルです。
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- 2.サドルを取り外しました。溝の下に接着剤が残っています。
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- 3.アジャスタブルサドルより少し大きめにローズウッド材を切り出しました。
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- 4.底面をクリーニングしました。
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- 5.サドル固定用ボルト穴を埋木しましょう。
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- 6.トップ板、ブリッジプレートと同じ素材を切り出します。(スプルース、メイプル)
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- 7.穴にピッタリはまる大きさに丸く切り出し、木目が垂直になるように接着します。
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- 8.トップ板の木目に合わせて埋木をしました。
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- 9.アジャスタブルサドルより少し大きめにローズウッド材を切り出しました。
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- 10.サドルスロット・サイズに合わせてピッタリのスラブを切り出しました。
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- 11.ブリッジ上面に合わせて切り取り、接着しました。
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- 12.サドル位置記録用のマスキングテープを貼りました。
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- 13.サウンドホールにチューナーを付けました。
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- 14.すべてのフレットのピッチを確認していきます。ピッチがずれている場合は、イントネーターのサドルピーク位置を調整します。
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- 15.サドル山位置とサドル溝位置を重ねていたマスキングテープに書き込んでおきます。
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- 16.サドル溝加工ジグを取り付けました。
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- 17.トリマのビット先端がサドル溝をなぞるように位置を微調整します。
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- 18.サドル溝を掘っています。
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- サドル溝加工ジグとトリマで溝加工を行っている様子です
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- 19.マスキングテープを剥がします。
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- 20.ジグも取り外し、サドルスロット化ができました。あとはサドル作製を行いましょう。
フレット交換
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- 1.フレットを抜いていきましょう。はんだごてでフレットを暖めながらゆっくり抜いていきます。
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- 2.フィンガーボードを傷つけないように最後までゆっくりと抜いていきます。
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- フレットを抜いている様子です。
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- 3.フィンガーボードの平面性を確認します。
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- 4.軽くサンディングします。
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- 5.フレット溝の中のゴミ類を削り出します。このときもフレット溝エッジを傷つけないように注意します。
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- 6.ここでフィンガーボードをクリーニングします。
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- 7.フレットプレスの準備が整いました。
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- 8.フレットベンダーでフレットにアールをつけていきます。
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- 9.フィンガーボードの湾曲度(アール)を計測します。
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- 10.第一のフレットプレス・ジグです。
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- 11.アールにあった先端ビットをジグのプレス部に固定します。
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- 12.フレットをフィンガーボード幅よりも少し大きめに切り取ります。
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- 13.タングニッパでフレット端の加工を行います。
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- 14.タング部のカットされたフレット端です。
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- 15.ボディとネックの接合部分付近まで第一のジグでプレスを進めていきます。
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- 16.2つ目のジグはこのように固定します。
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- 17.ネジを締めてフレットをプレスしていきます。
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- 18.順にプレスを進めていきます。
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- 19.3つ目のジグで残りのフレットをプレスしていきます。
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- 20.すべてのフレット打ち込みが終わりました。
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- フレットをプレスしている様子です。
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- 21.打ち込み終わったフレットの端は飛び出ています。
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- 22.飛び出した部分をカットします。このとき切れ端が行方不明にならないように指先で受けます。
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- 23.カットしたフレット端です。
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- 24.カットしたフレット片は失わないように一カ所にまとめておきます。
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- 25.専用のヤスリを使ってフレット端を整形します。
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- 26.1弦側のフレット端も同じように整形します。
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- フレット端を整形している様子です。
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- 27.整形されたフレット端です。
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- 28.さらにフレット・エンド・ドレッシング・ファイルでバリを取っていきます。
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- 29.引き続いてフレットすりあわせを行いましょう。マスキングテープでフィンガーボードを保護します。
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- 30.ボディもアクリル板でカバーしました。
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- 31.直定規を乗せて、フレット山が凹んでいる箇所にマークを入れます。
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- 32.マークされた部分を中心にフラットファイルでサンディングします。
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- 33.平らになったフレット山を専用のヤスリで丸くしていきます。
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- 34.紙ヤスリ(#400)で粗研磨します。
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- 35.さらにスチール・ウールで研磨を進めます。
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- 36.最後はコンパウンドで磨き上げます。
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- 37.プロテクタ類を外しましょう。
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- 38.ピカピカのフレットになりました。
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- 39.オリジナルフレットです。
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- 40.交換後です。演奏性、音響性、保守性に新しいフレットは大きな効果をもたらします。
ブリッジプレート・リペア
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- 1.ボディ内部ブリッジの裏側に取り付けられているブリッジプレートです。弦のエンドポールが食い込んでしまう状態になっています。
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- 2.メイプル材からブリッジプレート・リペアのためのプラグを切り出します。
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- 埋木プラグを切り出している様子です。
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- 3.完全に切り離さず、ぎりぎりのところで固定させておき、位置決めのためにポンチで凹みを入れています。
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- 4.プラグの中央に小穴を開けるためにプラグ中央にポンチで凹みを入れます。
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- 5.小穴があいたプラグです。まだ、メイプル材に固定されています。
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- 6.切り出し終えたプラグたちです。
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- 7.プラグの裏側には木目がわかるように線を入れておきます。
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- 8.このカッタージグを使用して、ブリッジプレートの凹み加工を行います。
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- 9.プレートの凹み加工を行います。
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- 10.ボディ内でカッターはこのようにブリッジプレートと接触しています。
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- 11.1弦の凹み加工を終えたブリッジプレートです。
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- 12.1、3、5弦の凹み加工が終わった様子です。
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- 13.マスキングテープの粘着面を外側にしてプラグを半固定します。
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- 14.タイトボンドをプラグにつけて、小ネジを中央の穴にねじ込みます(この小ネジも半固定状態です)。
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- 15.半固定状態でプラグをそっとブリッジプレートの下に運んでいきます。
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- 16.1弦のプレート凹み部分にプラグを接着しました。小ネジは少し引き上げてプラグを固定した後、緩めとります。
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- 17.1,3,5弦のプラグ固定が終わりました。このとき木目方向を確認しておきます。
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- 18.ワックスペーパーと当て木を挟んでマグネットクランプした後、固着を待ちます。
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- 19.1,3,5弦のプラグ固着後、同じように2,4,6弦のプラグ接着を行います。
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- 20.6弦すべてのプラグ接着を終えました。
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- 21.固着したプラグにブリッジピン穴を開けます。プレート側に当て木を当てて一つずつ開けていきます。
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- 22.クランプを避けるように長いドリルビットを使用します。
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- ブリッジピン穴を空けている様子です。
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- 23.プラグにブリッジピン穴を開けました。
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- 24. 弦を張りました。エンドポールがプレートの上にしっかり固定されています。
ナット交換
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- 1. オリジナルナットです。
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- 2.当て木を当てて、コンとたたきます。
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- ナットを取り外している様子です。
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- 3.ナットを取り外したナット溝です。古い接着剤の跡が残っています。
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- 4.ナット溝のクリーニングを行います。古い接着剤と汚れを削り取っていきます。
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- 5.クリーニング完了したナット溝です。
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- 6.ネック幅に合わせてナットスラブを切り出します。
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- 7.フラットファイルを使ってナットの平面を削り出します。
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- 8.ナット溝にピッタリはまるようになりました。
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- 9.1弦側からもナットの密着を確認します。
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- 10.逆光を利用すると密着度の確認が効率的に行えます。
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- 11.ナットのサイドもこの段階で面取り加工しておきます。
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- 12.目視および指で触ってネック、フィンガーボードと段差のないことを確認しておきます。
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- 13.フレットの高さに合わせてケガキ線を入れました。
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- 14.ナット上部をカットしました。
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- 15.ヘッド側に放物曲面を削り込んでいきます。
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- 16.ナットらしくなってきました。
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- 17.オリジナルナットから弦溝位置を読みとります。
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- 18.弦溝位置を新しいナットに書き込みます。
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- 19.弦溝を専用のヤスリで彫り込んでいきます。
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- 20.弦高調整前のナットです。
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- 21.弦を張って弦高調整を行います。2フレットを指で押さえて1フレットと弦の隙間がギリギリに下がるまでナット高を下げます。
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- 22.ストリングリフターで弦を待避させて、ナット溝を徐々に下げていきます。
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- 23.ナット高調整前の弦溝です。
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- 24.弦高調整後のナット弦溝です。
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- 25.他の弦も同じ要領で調整しました。弦高調整後のナットです。
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- 26.ナットと弦の接触面積と角度を最適化することによってギターの音色は大きく変わります。
サドル作製
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- 1.サウンドホールにチューナー、サドル位置にイントネーターを取り付けました。
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- 2.すべてのフレットのピッチを確認していきます。ピッチがずれている場合は、イントネーターのサドルピーク位置を調整します。
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- 3.サドル山位置を書き写していきます。
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- 4.サドル溝に合わせてサドルスラブを切り出します。
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- 5.サドルの底はフラットファイルで平面をつけていきます。
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- 6.サドル溝にピッタリはまるように加工できました。
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- 7.サドルの端も溝にピッタリはまっていることを確認します。
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- 8.ピッチ調整時に確認したサドル高をサドルに書き込んでいきます。
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- 9.サドル高の切り出しを終えました。
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- 10.サドル上部にピーク位置を書き写します。
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- 11.サドルピーク位置を削りだしていきます。
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- 12.ブリッジピン穴加工を行います。まず、糸鋸で弦の導出口をサドル側へ引き寄せます。
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- 13.さらにミニルーターで弦の導出角度をつけていきます。
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- 14.ブリッジピン穴加工を終えました。
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- 15.サドルを取り付けました。
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- 16.完成したオフセットサドルとブリッジです。
ピックガード交換
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- 1.オリジナル・ピックガードです。
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- 2.素材が変成しており、所々剥がれています。
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- 3.このピックガードをTOR-TIS素材に交換します。
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- 4.少し触れるだけでボロボロと崩れます。
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- ピックガードを取り外している様子です。
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- 5.ほとんど剥がれてきました。
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- 6.ピックガード下の接着シートです。固着と変成が激しく、取り除くのが難しい状況です。
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- 7.トップ板を傷つけないように少しずつ粘着材を剥がしていきます。
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- 8.ほとんど取り除くことが出来ました(半日以上かかりました)。
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- 9.トップ板が見えるようになって来ました。
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- 10.ピックガードはボルトで固定されていましたので、トップ板に穴が空いています。
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- 11.スプルース材を切り出して埋木します。
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- 12.木目に合うよう埋木して飛び出した部分を削り取ります。
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- 13.埋木したボルト穴です。
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- 14.6箇所のボルト穴を全て埋木しました。
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- 15.透明アクリル板を使って型を作ります。
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- 16.日焼けの跡をなぞっていき、アクリル板に外周を書き込んでいきます。
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- 17.アクリル板を切り出しました。
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- 18.それに合わせて型紙を切り出しました。
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- 19.さらにTOR-TIS素材を少し大きめに切り出しました。
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- 20.型と素材を仮付けしました。
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- 21.周囲を削っていきます。
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- 22.TOR-TIS素材は常温では堅くなり、割れやすいので慎重に作業を進めていきます。
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- 23.両面接着シートを少し大きめに切り出しました。
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- 24.シートをピックガードに貼って、はみ出た部分をカットします。
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- 25.位置決めしています。
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- 26.ピックガード交換完了です。
ブレイシング剥がれリペア
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- 1.ボディ内トップ板です。ToneBarに浮きが見られます。
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- 2.マスキングテープを貼り、ボンドを隙間に流し込んでいきます。
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- 3.ジャッキで固定ます。
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- 4.Xブレイシングにも浮きが見られますので、同様にして接着補強しました。
ペグ交換
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- 1.オリジナルペグです。
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- 2.ガタが見られるので、交換します。
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- 3.同型のペグを取り付けます。
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- 4.取り付け完了です。
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- 5.弦を張りました。
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- 6.スムーズなチューニングが出来るようになりました。
ストラップピン取り付け
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- 1.ネックヒール部にストラップピンを取り付けます。
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- 2.ドリルで下穴を空けます。
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- 3.フェルトを切り出しました。
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- 4.さらにフェルトをドーナッツ型に切り出します。
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- 5.取り付けます。
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- 6.取り付け完了です。