Greven OO-12m
戻る兵庫県にお住まいのA.さんからGreven OO-12mのリペアご依頼をいただきました。A.さんからは以前Jose
Oribeのリペアご依頼をいただいており、これで2本目のギターリペアとなります。A.さん、ありがとうございます!
リペア後のギターを受け取られて、とても暖かいメッセージが届きました。
ギター工房オデッセイ
代表:樋 口 様
楽器を受け取り、午後から使用させて頂きました
購入時に感じたイメージの音色に戻り大変喜んでいます
色々と無理なお願いをしました事、お詫び申し上げます
また樋口様のお力をお借りする事があると思いますが、
その時はまたよろしくお願いいたします
本当にありがとうざいました。
Aさん、早速の暖かいメッセージをいただき、誠にありがとうございました
ネックの浮きとボール紙のシムには大変驚きましたが、ブリッジ浮きリペアも合わせて本来のギターの姿に戻すことが出来て、本当に良かったと思っています
ネックとブリッジの接着状態がこれだけ音色に影響するのだ、と言うことを改めて認識させていただきました
これからも素晴らしいギターライフをお送りください
この度は弊工房にリペアのご依頼をいただき、本当にありがとうございました
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
ネックリセット
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- 1.リペア前のネックヒール部です。
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- 2.光をすかしてみるとヒール部が浮いているのが見えます。
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- 3. 広範囲にわたって浮いているので、ネックリセットを行います。
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- 4. ヒール部浮きが広範囲ですので、ネックポケットアクセス関連の工程は省きました。
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- 5.ヒーターを当て木でクランプします。
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- 6.ヒーターに通電します。フィンガーボードの温度をモニタしながら徐々に温度を上げていきます。
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- 7.そのまま数分間置いた後、ナイフを差し込んでいきます。接着剤が熱で軟化しているのがわかります。
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- 8.13フレット下部分までナイフが入りました。フィンガーボードとボディの取り外しが完了です。次にネックの取り外しを行いましょう。
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- フィンガーボード分離の様子です。
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- 9.ネック取り外し専用のジグを取り付けます。
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- 10.ジグ取り付けが完了しました。
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- 11. 通常はここで蒸気を送り込みますが、今回はこのままでネックを外します。
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- 12.ボディを固定したまま、ネックを少しずつ動かして外していきます。
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- ネック取り外しの様子です。
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- 13.ダブテイル・ネックジョイントがはずれました。
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- 14.ネック側ジョイント部です。厚紙のシムが使用されています。
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- 15.ボディ側ジョイント部にも厚紙が残っています。
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- 16.厚紙を取り外していきます(ネック浮きの原因はこの厚紙にあったと思われます)。
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- 17.ネックヒール部の厚紙も取り除いていきます。
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- 18.厚紙シムを取り除きました。
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- 19.ネックヒール部です。マスキングテープを貼り、この部分の微妙な高さを目安に作業を進めていきます。
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- 20.ヒール部分を削っていきます。
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- 21.目標のヒール高が削り出せました。これに合わせてネック接合部を調整加工していきます。
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- 22.ネック接合部を削っていきます。フィンガーボード側(右)は削らず、ヒール部(左)だけに傾斜を持たせるように加工していきます。
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- 23.同様に反対側も切削加工を行います。少しずつ慎重に削っていきます。
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- 24.ヒール先端部はよく研いだノミで削ります。
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- 25.ボディとフィンガーボード接合部をサンディングブロックで平坦にしておきます。
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- 26.ボディ側ネックスロットの外側にマスキングテープを貼ってボディを保護します。
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- 27.ネックとボディの間にサンドペーパー挟みます。
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- 28.ネックをボディに密着させながらサンドペーパーを抜き取ります。
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- 29.1弦側と6弦側の両方を行います。このとき両サイドの引き抜き回数を覚えておきます。
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- 30.ネック取り付けの直線性を確認します。直線けがき線の入ったアクリル板をネックからブリッジにかけて乗せます。
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- ネックヒール部を調整している様子です。
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- 31.ナット部分センター位置にケガキ線を合わせます。
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- 32.ブリッジ部分も同様にセンター位置にケガキ線を合わせます。
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- 33.そしてネックとボディの接合部(14フレット)のセンター位置にケガキ線が乗っていることを確認します。
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- 34.ボディ側もシムを取り付けてネック接合の準備が完了しました。
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- ネックとボディの直線性と取り付け角度を確認している様子です。
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- 35.HideGlue(膠:ニカワ)をフィンガーボード裏とネック接合部に塗っていきます。
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- 36.接着剤が均一になるようにヘラでのばしていきます。
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- 37.ネックとボディを接合します。ゆっくりジョイント部にネックを置きます。
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- 38.クランプと当て木でネックを固定し、あふれ出た接着剤をふき取っていきます。
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- ネックを再接合している様子です。
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- 39.マスキングテープをはがします。
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- 40.このまま固着を待ちましょう。
ブリッジ脱着
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- 1.オリジナルブリッジです。
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- 2.少し浮いていますので脱着を行います。
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- 3.ブリッジの大きさに合うラバーヒーターを準備しました。
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- 4.ヒーターをクランプします。
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- 5.温度をモニタしながら徐々に温度を上げていき、接着面が緩むまで待ちます。
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- 6.接着面にナイフを挿入していきます。
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- 7.少しずつナイフを進めていきます。
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- 8.ブリッジが外れました。
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- ブリッジを取り外している様子です。
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- 9.接着面をクリーニングします。
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- 10.ブリッジ接着面もクリーニングします。
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- 11.再接着の準備が整いました。
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- 12.湯煎したニカワを接着面に塗ります。
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- 13.全体に薄く塗っていきます。
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- 14.そっとブリッジを乗せます。
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- 15.クランプしました。
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- 16.クランプで溢れたニカワを拭き取っていきます。
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- ブリッジを再接着している様子です。
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- 17.マスキングテープを剥がします。
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- 18.このまま固着を待ちます。
フレット交換
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- 1.フレットを抜いていきましょう。はんだごてでフレットを暖めながらゆっくり抜いていきます。
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- 2.フィンガーボードを傷つけないように最後までゆっくりと抜いていきます。
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- フレットを抜いている様子です。
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- 3.フィンガーボードの平面性を確認します。
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- 4.軽くサンディングします。
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- 5.フレット溝の中のゴミ類を削り出します。このときもフレット溝エッジを傷つけないように注意します。
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- 6.フィンガーボードをクリーニングします。
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- 7.フレットプレスの準備が整いました。
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- 8.フレットベンダーでフレットにアールをつけていきます。
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- 9.フィンガーボードの湾曲度(アール)を計測します。
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- 10.フレットをフィンガーボード幅よりも少し大きめに切り取ります。
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- 11.タングニッパでフレット端の加工を行います。
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- 12.タング部のカットされたフレット端です。
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- 13.第一のフレットプレス・ジグです。
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- 14.アールにあった先端ビットをジグのプレス部に固定します。
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- 15.ジグをサウンドホールから入れていきます。
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- 16.ハンドルを回してフレットをプレスします。
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- 17.ボディとネックの接合部分付近まで、この要領でプレスを進めていきます。
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- 18.2つ目のジグはこのように固定します。
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- 19.ネジを締めてフレットをプレスしていきます。
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- 20.順にプレスを進めていきます。
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- 21.3つ目のジグで残りのフレットをプレスしていきます。
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- 22.すべてのフレット打ち込みが終わりました。
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- フレットプレスの様子です。
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- 23.打ち込み終わったフレットの端は飛び出ています。
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- 24.飛び出した部分をカットします。このとき切れ端が行方不明にならないように指先で受けます。
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- 25.カットしたフレット端です。
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- 26.カットしたフレット片は失わないように一カ所にまとめておきます。
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- 27.専用のヤスリを使ってフレット端を整形します。
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- 28.1弦側のフレット端も同じように整形します
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- フレット端整形の様子です。
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- 29.整形されたフレット端です。
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- 30.さらにフレット・エンド・ドレッシング・ファイルでバリを取っていきます。
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- 31.引き続いてフレットすりあわせを行いましょう。マスキングテープでフィンガーボードを保護します。
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- 32.ボディもアクリル板でカバーしました。
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- 33.直定規を乗せて、フレット山が凹んでいる箇所にマークを入れます。
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- 34.マークされた部分を中心にフラットファイルでサンディングします。
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- 35.平らになったフレット山を専用のヤスリで丸くしていきます。
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- 36.紙ヤスリ(#400)で粗研磨します。
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- 37.さらにスチール・ウールで研磨を進めます。
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- 38.最後はコンパウンドで磨き上げます。
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- 39.プロテクタ類を外しましょう。
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- 40.ピカピカのフレットになりました。
ナット交換
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- 1.オリジナルナットです。
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- 2.ナット溝が深いのでルーターによる切削除去を行います。
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- 3. ドレメルルーターにジグを取り付けました。
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- 4.ストレートビットを使用します。
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- 5. マスキングテープで周囲を保護しました。
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- 6.ルーターでなぞりながら溝を少しずつ深く掘っていきます。
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- 7. 数回のパスを経たナットです。もう少し深く削りましょう。
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- 8.横から見たナットです。
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- 9. ギリギリまで深く掘りました。
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- 10.あとはナットを割って取り外します。
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- ルーターによるナット取り外しの様子です。
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- 11. ナットを取り外したナット溝です。古い接着剤の跡が薄く残っています。
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- 12.ナット溝のクリーニングを行います。古い接着剤と汚れを削り取っていきます。
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- 13.クリーニング完了したナット溝です。
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- 14.ネック幅に合わせてナットスラブを切り出します。
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- 15.フラットファイルを使ってナットの平面を削り出します。
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- 16.ナット溝にピッタリはまるようになりました。
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- 17.1弦側からもナットの密着を確認します。
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- 18.逆光を利用すると密着度の確認が効率的に行えます。
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- 19.ナットのサイドもこの段階で面取り加工しておきます。
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- 20.目視および指で触ってネック、フィンガーボードと段差のないことを確認しておきます。
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- 21.フレットの高さに合わせてケガキ線を入れます。
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- 22.ナット上部を切り取りました。
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- 23.ヘッド側に放物曲面を削り込んでいきます。
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- 24.ナットらしくなってきました。
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- 25.オリジナルナットから弦溝位置を読みとります。
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- 26.弦溝位置を新しいナットに書き込みます。
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- 27.弦溝を専用のヤスリで彫り込んでいきます。
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- 28.弦高調整前のナットです。
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- 29.弦を張って弦高調整を行います。2フレットを指で押さえて1フレットと弦の隙間がギリギリに下がるまでナット高を下げます。
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- 30.ストリングリフターで弦を待避させて、ナット溝を徐々に下げていきます。
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- 31.ナット高調整前の弦溝です。
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- 32.弦高調整後のナット弦溝です。
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- 33.他の弦も同じ要領で調整しました。弦高調整後のナットです。
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- 34.ナットと弦の接触面積と角度を最適化することによってギターの音色は大きく変わります。
ピッチ調整~サドル作製
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- 1.サウンドホールにチューナー、サドル位置にイントネーターを取り付け、ピッチ調整を行います。
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- 2.すべてのフレットのピッチを確認していきます。ピッチがずれている場合は、イントネーターのサドルピーク位置を調整します。
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- 3.サドル溝に合わせてサドルスラブを切り出します。
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- 4.サドル溝にピッタリはまるように加工できました。
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- 5.サドルの端も溝にピッタリはまっていることを確認します。
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- 6.ピッチ調整時に確認したサドル高をサドルに書き込んでいきます。
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- 7.サドル高の切り出しを終えました。
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- 8.サドル上部にピーク位置を書き写します。
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- 9.サドルピーク位置を削りだしていきます。
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- 10.ブリッジピン穴加工を行います。まず、糸鋸で弦の導出口をサドル側へ引き寄せます。
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- 11.さらにミニルーターで弦の導出角度をつけていきます。
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- 12.ブリッジピン穴加工を終えました。
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- 13.ロングサドル・エッジスロープの加工を行います。
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- 14.半丸ヤスリでスロープを粗く削り取ります。
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- 15.ブリッジ面をマスキングテープで保護します。
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- 16.ミニルーターに円錐ビットを取り付けて少しずつブリッジ面に合うようサドルスロープを低くしていきます。
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- 17.ブリッジ面の直前で止めておきます。
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- 18.ブリッジ面とほとんどツライチになっています。
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- サドル端スロープ整形の様子です。
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- 19.サドルを取り付けました。
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- 20.完成したブリッジとサドルです。
ブレイシング浮きリペア
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- 1.サウンドホールからボディ内を見ている様子です。
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- 2.ボディ上部のバックボードブレイシングに浮きが見られます。
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- 3. 左側上から2番目です。
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- 4.全部で4箇所の浮きが見られます。
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- 5. マスキングテープを貼った上にボンドを載せてナイフでボンドを流し込んでいきます。
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- 6.ジャッキで固定します。
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- 7. 左側上から2番目です。
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- 8.ジャッキで固定しました。
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- 9. 左側一番上です。
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- 10.ジャッキで固定しました。
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- 11. 右側上から2番目です。
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- 12.ジャッキで固定しました。このまま固着を待ちます。