加納木鳴ガットギター
戻る神奈川県にお住まいのT.K.さんから加納木鳴ガットギター(1957年製)のリペアご依頼をいただき、バックボード・リペアを行いました。
バックボード脱着・ブレイシング再接着
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- 1.リペア前のギターです。
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- 2.バックからの様子です。
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- 3.バックボードのネック接合部が浮いています。
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- 4.バック・ブレイシングにも浮き・剥がれが見られます。
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- 5.ボトム側の接着はかろうじて保持されていましたが簡単に剥がすことができました。
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- 6.バックボードを取り外したギターです。
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- 7.真ん中のブレイシングが剥がれています。
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- 8.最初にこのブレイシングを接着します。
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- 9.接着面をクリーニングして接着しました。クランプでボンドが溢れて出てきます。
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- 10.余分なボンドを拭き取っていきます。
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- 11.一番下のブレイシングです。
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- 12.こちらもほとんど浮いている状態です。
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- 13.中央部分の接着部分にナイフを挿入してブレイシングを外します。
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- 14.ブレイシングが外れました。
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- 15.こちらも接着面クリーニング、再接着、クランプ、溢れたボンドの拭き取りを行います。
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- 16.さらに一番上のブレイシングも同様に外しました。
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- 17.3本のブレイシング再接着を終えたところです。
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- 18.このままブレイシングの固着を待ちます。
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- 19.トップブレイシング、一番上にも浮きが見られたので、接着補強を行います。
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- 20.さらにバック・センターストリップにも浮きが見られます。
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- 21.こちらも再接着を行います。
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- 22.バックボード再接着の準備が整いました。
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- 23.バックボードをボディに再接着し、クランプします。
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- 24.このまま固着を待ちましょう。
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- 25.固着後のバックボードです。
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- 26.弦を張りました。強度的にも全く問題は無く、素晴らしい音色を奏でてくれるようになりました。